ゼブラ・フィラーレはペン習字初心者にもおすすめ!コスパ抜群の高級ボールペンを徹底レビュー
あなたは今、手にしているボールペンに満足していますか?

もし、あなたがペン習字講座の付録ボールペンを使っているなら、そろそろ新しいボールペンが欲しくなっている頃でしょう。

かくいう私も、あなたと同じタイプの一人。
練習を重ねるにつれて、付録のボールペンに物足りなさを感じるようになりました。
せっかくなら、もっといいペンで練習したいなぁ、という具合に。

本格的にペン習字を続けていくなら、使い心地の良い文房具は欠かせません。
「弘法筆を選ばず」なんて格言もありますが、あれは達人の域に達した人のこと。
私のような凡人には、質の良い道具を手に入れるのは、必須事項といえるでしょう。
とか言いつつ、物欲の言い訳しているだけかもしれませんけどね(笑)
高級ボールペンが欲しい!
もっと言うと、なかなか上達しないのを道具のせいにして、いいボールペンを使えばきれいに書けるかも?と、過度な期待を抱いていたのかもしれません。
でも、そう思ってしまうほど、ペン習字が伸び悩んでいたんですよ。

ペン習字開始1か月で感じたボールペンに対する悩み
- 日ペン・ボールペン習字講座の付録ボールペンの書き味が、あまり良くない
- 付録のボールペンでは、モチベーションが上がらない…
- せっかく練習するなら、高級で書きやすいボールペンを使いたい!
とまあ、藁にもすがる思いで、理想のボールペン探しを始めたわけですが、すぐに次のような壁にぶち当たってしまいました。

理想のボールペン探しの壁
- ボールペンを変えたからといって、すぐにきれいな字が書けるわけではないのではないか?
- 高級ボールペンは太くて重いので、かえって文字が書きにくいのではないか?

高級ボールペンを購入しようと思えば、そこそこのコストがかかりますよね。
ネガティブ要素を払拭できないチキンな私は、購入を決断できないでいたのです。
最初に見つけたのは…ゼブラ「フィラーレ」
そんなある日、ゼブラのフィラーレが目にとまりました。

高級そうな見た目の割に、価格はそれほど高くはありません。
「これなら失敗しても痛くない!」と思い、思い切って購入することに!
黒、白、青、赤のカラーバリエーションの中から、最も重厚感のある黒を選択。
手に持った瞬間、「これは!」と満足感を抱かせてくれるには十分の質感がありました。

深みのあるメタリックブラックで、両端が絞り込まれたオーソドックスなデザインが素晴らしいです!
ゼブラ「フィラーレ」を実際に使ってみた感想は?
さっそくペン習字の練習に使ってみたところ、書き心地がこれまた極上!
早くも理想のボールペンに出会ってしまいました。
総合判定(質感・書き味共に最高!)
- 質感 ★★★★☆
- 書き味 ★★★★☆
書き味などは後ほど詳しくお話ししますが、フィラーレは質感・書き味共に最高で、抜群のコストパフォーマンスを誇ります。

フィラーレは、私にとって満足度が極めて高い1本となりました。
単に練習用としてだけではなく、添削課題の清書用にも活用してます。

もしあなたが、ペン習字のモチベーションを上げたいとか、お手頃な高級ボールペンを探しているのだったら、ぜひとも手に取ってほしい商品です!
これから、実際に使ってみたからこそわかるメリット・デメリットなどを、具体的にお伝えしますので、あなたのボールペン選びの参考にしてください。
持ちやすさ(程よい重量感が心地よい)
ボールペン全体は太軸ですが、指で保持する部分がちょうどよく絞り込まれているため、持ちやすくなっています。
グリップ部分の太さは、人気のボールペン「ジェットストリーム・スタンダード」とほぼ同じサイズで、直径約11mmです。

安価なボールペンよりもバランスがいいためか、1~2時間ペン習字の練習をしても全く疲れませんでした。
軸の表面に光沢仕上げを採用しており、ツルツルした見た目ですが、滑ることもありません。(手汗にも安心!)

強いてデメリットを挙げるなら、重さでしょうか。
特に女性の中には、重さが気になる方がいらっしゃるかもしれません。

ペンの重さを利用して、力強くしっかりとした文字が書けるという魅力もありますので、評価が分かれるポイントだと言えそうです。

ただ私は、この重量感が気に入ってます。
繰り返しになりますが、程よい重量感が心地よく、とても書きやすいのです。
書き味(書き出しからスムーズでインクのカスレもほとんどない)
書き味も良好で、ボールペン自体が重めなので、安定した線できれいな字が書けます。
書き出しからスムーズで、インクのカスレが気になることもほとんどありませんでした。

ペン先が見えやすい設計なので、ペン習字初心者にとっても書きやすいです。
ただ使い始めの時期には、内部のボールがゴロゴロと転がる感触が気になりました。
(→ソフトタイプの下敷きを使い、しばらく様子を見ていたところ、インクが馴染んだのかほとんど気にならなくなりました)
もし、ゴロゴロ感が気になったとしても、すぐに諦めずに使い続けてみることをおすすめします。

ただ、気になったのが、ペン先のガタつき。
これはノック式ボールペン共通の欠点ですが、フィラーレのそれは高級ボールペンとしては、大きいほうかもしれません。

ですが、中芯の尖端に細切りにしたセロテープ(幅約3mm)を貼ることで、がたつきはほぼ皆無になりますから、気にするほどのことではありません。

インク(赤茶よりの黒で、クッキリと濃い)
インクの色は赤茶よりの黒で、クッキリと濃い印象です。

油性と水性の特徴を併せ持つという、エマルジョンインクが採用されており、速乾性にも優れています。

ルーズリーフ用の厚手用紙に文字を書き、筆記直後に指で軽くこすって速乾性をチェックしたところ、インクはまったく伸びませんでした。
耐水性にも優れており、水滴を垂らして30秒程度様子を見ましたが、インクが溶けることはありません。
その後、水滴を振り落として乾燥させたところ、まったく滲んでいませんでした。

ぼた落ちもほとんどありませんが、高温となる夏季はインクが緩むため、ごく稀にぼた落ちが発生します。
しかし、その頻度はきわめて低く、時折ティシュなどで拭きとるだけで、きれいなまま書き続けることが可能です。
筆記線(しっかりした線で力強く書ける)
しっかりした線が書けるため、2cm四方の大きな文字を書いたときも、貧相な印象にはなりません。
ただ一方で、小型の手帳にスケジュールをぎっしり書き込もうとすると、少し苦労するでしょう。

小さな文字を書いてもつぶれることはありませんが、どちらかというと、しっかりとした文字を書きたいときにおすすめです。
クラフト封筒の宛名書きもこなせます。

操作感など(ノック音は控えめで気にならない)
ノック音は控えめで、耳ざわりではない点にも好感を持てます。
正確には「高級ボールペン」とは言えない価格帯の製品ではあるものの、品質は確か。

コストパフォーマンスに優れていて、ペン習字初心者にとっても最適と言える1本です。
ただコストダウンのためか、ブリスターパックのパッケージは少々安っぽく、そのまま贈り物にするのは難しいかもしれません。
贈り物にするなら、箱に詰め替えるなどギフトラッピングしたほうがよさそうです。

芯を出した状態でペンを振ると、カチカチ音がするのもマイナスポイント。
ペンを振らなければ良いのですが、どうしても気になるのなら、ワンランク上のボールペンを選ぶことになるでしょう。
ゼブラ「フィラーレ」をペン習字に使ってみた、その結果は…
付録のボールペンに不満を抱き、最初に興味を持った高級ボールペンですが、結果として私が愛用するお気に入りの1本となっています。

海外製の高級ボールペンにありがちな「高かったのに書きにくい!」「書き心地が悪いから、せっかく買ったけれど使わない」なんてこともありません。
ペン習字の練習はもちろんのこと、日常生活でつい手にとる場面も多いです。
コストパフォーマンスから考えても、心の底から「買って良かった!」と思っています。

あまりにお気に入りなので、黒、白、青、赤といったカラーバリエーションの買い足しも考え中です。
0.5mmや1.0mm径の芯も使えるので、用途別に軸色を変えてみようかと思っています。
「手帳用には0.5mmで青の軸色」、「ザックリメモ用には1.0mmの赤の軸色」といった具合に、幅広く対応できそうです。

書き味が良く疲れにくいので、ペン習字の練習もすいすい進みます。
気分良くペン習字の練習を進めたい!という、私の願いにピッタリの1本になりました!
こんなあなたにおすすめ!
もし、あなたが今、
- ペン習字のモチベーションをあげてくれるボールペンが欲しい!
- お手頃価格な高級ボールペンが欲しい!
- 書き味の良いボールペンが欲しい!
と思っているなら、ゼブラのフィラーレは、まさにピッタリのボールペンです。

こんな人には向いてなさそう…
反対に…
- 太軸や重いボールペンが苦手
- カチカチ音がするのは、高級ボールペンとはいえないと思う
こんな人にはフィラーレはおすすめできません。

今後も文房具レビューは続けていくので、いつか、あなたにピッタリな理想の1本をご紹介する日が来るかもしれません。
あなたが理想の1本を手にする日を願っています。
ペン習字初心者にとって、必要十分な性能を備えた「フィラーレ」
最後にレビューをまとめておきましょう。
今回は、ゼブラ「フィラーレ」についてレビューしました!

付録ボールペンから卒業するための最初の1本としては、非常に優れた商品です。
お手ごろ価格でありながら、安物のボールペンとは全く異なる書き味・質感が楽しめるので、初心者にもおすすめできます。

ただ、「本当の意味での高級ボールペンにこだわりたい」と思う人にはおすすめできません。
いくらお手ごろ価格といっても、お金を無駄にはしてほしくないので…
ペン先のガタつき、ゴロゴロ感やカチカチ音といったデメリットとも、上手に付き合っていける方に購入して欲しい1本です。
でも、そのデメリットも、強いていえばのレベルなので、きっと気に入ってもらえると信じています!
よろしければ、こちらもどうぞ。
ゼブラ「フィラーレ」で、日ペン・ボールペン習字講座の添削課題を制作しました!
おまけ
今回、ゼブラのフィラーレをレビューするにあたって、あらためて日ペン付録のボールペンを使ってみたのですが、軸はとっても持ちやすいことに気づきました。
書き味が良くないのは、インクのせいだったようです。
そこで、互換性のある中芯を探してみました。

すると、なんということか、フィラーレの芯がそのまま使えたのです!
なんという結末…
他にも使える芯がありましたので、参考にしてくださいね!
日ペン付録ボールペンに使える芯
ZEBRA EQ-0.5/EQ-0.7/EQ-1.0(エマルジョンインク)
uni SXR-38/SXR-5/SXR-7/SXR-10(超・低摩擦ジェットストリームインク)
PILOT BRFV-10MF/BRFV-10EF/BRFV-10F/BRFV-10M(アクロインキ)
ZEBRA JF-0.3/JF-0.4/JF-0.5/JF-0.7/JF-1.0(サラサクリップ用ジェルインク)
ボールペン本体(パイロット・デスクボールペン)