ペン習字初心者におすすめの「なぞり書き」…それだけでは上手くならないって本当?
なぞり書きは、ペン習字初心者には必須ともいえる練習方法ですが、本当に効果はあるのでしょうか?

「なぞるだけ」という手軽さはとても魅力的で、難しいことを考える必要もありませんから、これで字がきれいになるのなら言うことなしです。
とはいえ、なぞり書きばかりを続けていると、「本当にこのままでいいのかな?」なんて不安になってしまいますよね?
本気で字が上手くなりたい!と思っているあなただからこそ、そんなふうに悩んでしまうのかもしれません。
なぞり書きには効果あり!でもそれだけでは不十分!
結論から言うと、なぞり書きには効果があります。
でもそれだけでは不十分です!

私は以前、「お手本のなぞり書きを地道に続けていれば、書き方のコツが身について自然と字がきれいになる」と思っていました。
でも、なぞり書きだけでは、字はきれいになりませんでした。
正確に言うと、それなりにきれいにはなったのですが、お手本を見ないときれいに書けないのです…
なので、なぞり書きだけで本当に字がきれいになるの?と聞かれたら、その質問の答えは「NO」!
しかし「あること」を意識して練習し始めたところ、グングン上達していったのです!
その「あること」について、これからお話ししますね。
理由その1「なぞり書きは美文字の手段なのに、なぞること自体が目的化してしまうから」
ではなぜ、なぞり書きだけでは不十分なのでしょうか。
それは「お手本の字をなぞる」というのは、ある意味で単純作業にすぎないからです。

薄い線からはみ出さないよう、神経をとがらせてペンを運び、上手くいったときには「やった!」なんて気分になりませんか?
実はこれ、「なぞる」という行為そのものが、目的となってしまっているのです。
でも本当の目的は、「上手になぞる」ことではなく、「きれいな字がかけるようになる」ことですよね?
なぞり書きはその手段にすぎません。
ですが、なぞり書きを続けていると、いつの間にか手段が目的化してしまうことが少なくないのです。

それに気づけないまま練習を進めてしまうと、「いつまでたっても字がきれいにならない!」なんて失敗につながってしまいます。
もちろん、なぞり書きにも意味はあります!
字が汚い人の中には、そもそも「きれいな文字の形」を知らないケースが多いのです。
きれいな字を書こうにも、「きれいな文字の形」を知らなければ書きようがありませんよね?
つまり、なぞり書きは、「きれいな文字の形」を知るための練習方法ともいえるのです。

ただし、そこでストップしてしまうのはおすすめできません。
なぞり書きできれいな文字の形が意識できるようになったら、次はあなた自身が考えて、それを再現できる方法を身につけましょう。
どこをどうすればお手本の字に近づくのか、なぞり書きではない場面で考えながら書くことで、あなた自身の成長につながっていくのです。
理由その2「きれいな文字を構成する要素は、文字の形だけではないから」
なぞり書きだけで字がきれいにならないのには、もう一つ理由があります。
なぞり書きは、きれいな文字の形を身につける練習方法ですが、形だけを整えても、真の意味でのきれいな字にはならないのです。

ペン習字を始めて間もない時期には見落としがちなポイントですが、きれいな字を書くためには以下のような知識・スキルも必要です。
文字の形以外にjきれいな字を書くために必要な知識とスキル
- 筆圧のかけ方
- ペンの動かし方や速度
- 線の長さや角度、曲げ方
なぞり書きの段階では、これらを意識するのは難しいでしょう。
なぞり書きを卒業して、初めて意識できるようになるのです。

お手本をよく見て、どのように書かれているのか分析しつつ練習を重ねなければ、なかなか上達しないでしょう。
あなたは今、自己分析しながら練習できていますか?
もしできていないのなら、次のことを試してみましょう。
なぞり書きで文字の形を覚え、お手本の文字を冷静に分析しながら、一つ一つマスを埋めてください。

自分の書いた文字のどこがいけなかったのか、確認しながら着実に進めていけるのであれば、美しい文字を身につけることができるはずです。
しかし実際にやってみると、難しいですよね?
「それができれば苦労しない!」というのが、正直なところかもしれません。
特に市販のテキストは、その辺のサポートが弱いので、練習の意味をきちんと理解して、丁寧に実践できる人でなければ挫折してしまうでしょう。
実際、私がそうでした…
なぞり書きの、その先に進むなら市販のテキストよりも通信講座がおすすめ!
だったらここは、割り切ってプロ(通信講座)に頼りましょう。
独学よりも多少コストはかかりますが、効率よく学習を進めていけます。

その理由は、ペン習字の通信講座なら、きれいな文字を書けるようになるまでのステップが、テキストにわかりやすく記載されているから。
注意したいポイントが一つ一つ丁寧に解説されているので、単純作業で終わるリスクもありません。
添削課題が用意されているのもメリットの一つ!

「プロの目」が入る機会が用意されているので、定期的に自分の書いた文字にチェックが入り、軌道修正してもらえるのです。
これこそが、独学にはない通信講座の醍醐味!
通信講座は独学に比べてはるかに上達しやすいので、「絶対にきれいな字をかけるようになりたい!」と願うあなたに最適な学習方法です!
まとめ
さて今回は、「なぞり書きだけで字はきれいになるのか?」という疑問についてまとめてきました。
残念ながら、答えは「NO」…
なぞり書きは、初心者向けの練習方法としては効果が期待できるのですが、それが全てではないからです。

本当の意味できれいな文字を書くために必要な、「自分で考える力」や「ペンの動かし方」、「細かなポイントの再現方法」などを学ぶことはできません。
今のあなたが、もし「なぞり書きを頑張っているけれど、なかなか効果が見られない」と悩んでいるのであれば、それは昔の私と同じ。

でも、そう悩むほど真剣なあなたなら、なぞり書きの次のステップへと移行することで、さらなる上達を目指せるはずです。
それには、通信講座を上手に活用するのが近道です!
私も単なるなぞり書きから抜け出せるように、日ペンのボールペン習字講座を受講したら、グングン上達していきました。
最後に受講レポートのリンクを貼っておくので、こちらも読んでくださいね!